力いっぱいに相撲を取る小学生たち(9日午前11時34分、京都市北区・上賀茂神社)

力いっぱいに相撲を取る小学生たち(9日午前11時34分、京都市北区・上賀茂神社)

 重陽の節句の9日、京都市北区の上賀茂神社で伝統行事「烏(からす)相撲」が行われた。厳しい残暑の下、まわし姿の男の子が無病息災を祈って力相撲を奉納した。

 烏相撲は神社祭神の祖父、賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)が八咫烏(やたがらす)に姿を変えて神武天皇の東進を導いたとの伝承と悪霊退治の信仰行事である相撲が結び付いたとされる。

 本殿での神事でキクの花を供えた後、細殿(ほそどの)前に設けられた土俵周りの「立砂(たてすな)」に白装束姿の氏子2人が横跳びで近づき、「カーカーカー」「コーコーコー」とカラスの鳴きまねを3回繰り返した。続いて地元の上賀茂小4~6年の20人が東西に分かれ相撲を取った。

 5月の葵祭のヒロイン、斎王代が見守る中、子ども力士が相手を力強く寄り切ったり、浴びせ倒したりするたび、参拝者から「おー」という歓声と拍手が起きた。