放火事件があった京都アニメーション第1スタジオ(京都市伏見区)

放火事件があった京都アニメーション第1スタジオ(京都市伏見区)

 京都アニメーション放火殺人事件を受け、京都市消防局は9日、放火など特殊な火災時の避難行動マニュアルを本年度中に策定する方針を明らかにした。事件の生存者から実際の避難行動を聞き取り、分析を基に検討する。

 同局の吉田不二男次長はこの日の市議会委員会で、事件発生時に建物内にいた社員70人のうち、生存者が半数あったとして、「想定外の火災でも命を守る避難の在り方を考えないといけない」と話した。生存者の体調に配慮しながら、聞き取り調査を始めたことも明らかにした。

 マニュアルは事業所向けで、放火や工場爆発といった、避難が難しい大規模火災を想定する。同局は「事件では建物から飛び降りて避難せざるを得なかった人もいるが、より適切な方法がないかも含めて検討したい」としている。