島津製作所(京都市)

島津製作所(京都市)

 島津製作所は11日、新型コロナウイルスの治療薬の候補に挙がるレムデシビルやアビガンなど6種の薬剤の投薬効果を調べる際に使用する安定同位体試薬を国内で発売した。製薬企業や医薬品開発業務受託機関、研究・医療機関などでの新型コロナウイルス治療薬開発を支援する。

 副作用を含む投薬の効果は、質量分析により服用者の血液中の薬剤濃度を測定することで調べる。試薬は、質量分析で正確な測定を補助する役割で用いる。製薬会社や研究機関、医療機関向け。

 同社の仏子会社、アルザシムが開発、製造し、欧州では3月に発売した。新型コロナウイルス治療薬は、エボラ出血熱治療薬のレムデシビルや新型インフルエンザ向けのファビピラビル(製品名アビガン)など、既存薬剤の転用による開発が進んでいる。