旧岡田上小の体育館内に設置されたプラントで栽培されているレタス(舞鶴市地頭・YASAI舞鶴工場)

旧岡田上小の体育館内に設置されたプラントで栽培されているレタス(舞鶴市地頭・YASAI舞鶴工場)

 京都府舞鶴市地頭の旧岡田上小で、福岡県の野菜生産企業「YASAI」が人工光型植物工場を開設し、レタスなどの出荷を始めた。京都府立大が開発した技術を使って栄養価の高い野菜を栽培し、市内のスーパーなどで販売している。閉校施設を事業者が利用するのは舞鶴市内で初めて。

 同社は市と賃貸借契約を結び、体育館内に約500平方メートルの箱形の植物工場を設置。温湿度やLED(発光ダイオード)、養液で生育に必要な環境を人工的にコントロールして栽培することで、抗酸化成分やビタミンCが高く、苦みとえぐみの元になる硝酸態窒素を抑えた野菜が生産できるという。
 2月から出荷を始め、市内のスーパーや直売所で販売している。府内の大学や東京、大阪、福岡の八百屋、ホテル、デパートなどの取引先は現在、新型コロナウイルスの影響で停止中だが、終息次第、1日千株の出荷を目指す。
 体育館の入り口には見学スペースがあり、直売所の設置も検討している。中村陽一工場長は「抗酸化値が高い野菜なので免疫力向上にもつながる。ぜひ味わってほしい」と話す。