尹をしのぶ記念碑のそばで、幹や枝が引き裂かれたように折られたムクゲの木(宇治市志津川)=昨年12月撮影、詩人尹東柱記念碑建立委員会提供

尹をしのぶ記念碑のそばで、幹や枝が引き裂かれたように折られたムクゲの木(宇治市志津川)=昨年12月撮影、詩人尹東柱記念碑建立委員会提供

 同志社大留学中の1943年に治安維持法違反で逮捕され、獄死した韓国の国民的詩人・尹東柱(ユンドンジュ)(17~45年)をしのんで建てられた宇治市の記念碑そばに植わるムクゲの木が、昨年末から今年5月に計10回ほど、幹や枝を相次いで折られていたことが分かった。


 碑やムクゲを管理する市民団体が11日に記者会見して明らかにし、「ムクゲは韓国の国花。日韓友好に異論を持つ人が傷つけたのかもしれないが、やめてほしい。異なる意見があれば言葉で伝えて」と訴えた。
 記念碑は、宇治市民らでつくる「詩人尹東柱(ユンドンジュ)記念碑建立委員会」(代表・安斎育郎立命館大名誉教授)が2017年10月、宇治川沿いの同市志津川に建立。尹が同大の友人とハイキングに訪れ、生前最後とみられる写真が撮られた天ケ瀬吊橋の上流にあり、地元区が区有地を提供した。