臨時休館中の「麒麟がくる 京都大河ドラマ館」(4月1日、亀岡市追分町)

臨時休館中の「麒麟がくる 京都大河ドラマ館」(4月1日、亀岡市追分町)

 京都府亀岡市は、新型コロナウイルスの影響で休館が続く「麒麟(きりん)がくる 京都大河ドラマ館」(同市追分町)の運営費を支えるため、ふるさと納税の仕組みを活用した支援金の募集を始める。「観光の柱であるドラマ館の窮地を救い、終息後にはにぎわいを取り戻したい」と期待をつなぐ。

 亀岡はドラマの主人公である戦国武将・明智光秀とゆかりが深く、ドラマ館は1月、新設のサンガスタジアム京セラ(府立京都スタジアム)内にオープン。歴史ファンのほか、サッカー観戦客や観光客らも含めて来館者数は当初、目標50万人以上としていた。だが、新型コロナ感染拡大を受け4月11日から臨時休館となり、3万人弱にとどまる。運営資金は年間約3億円かかるが、入場料収入が激減している。

 そのため、市はふるさと納税サイト「ふるなび」が新型コロナウイルス対策支援を目的に立ち上げたページに応募。「光秀からのSOS! 『麒麟がくる 京都大河ドラマ館』支援プロジェクト」と題し、運営資金への寄付を募ることにした。

 市外の寄付者には、地元産野菜や亀岡牛など金額に応じて商品の返礼がある。ドラマ館営業再開時に使用できる入場券も用意する。市光秀大河推進課は「何年もかけてドラマを誘致してきた。コロナ終息を待つしかないが、ドラマの舞台が京都に移る後半には何とかにぎわいを復活させたい」としている。

 寄付の受け付けは28日から7月末までを予定し、目標額は1千万円。