香りに関する資料を展示するために設けた松寿文庫展示室(京都市中京区)

香りに関する資料を展示するために設けた松寿文庫展示室(京都市中京区)

 香老舗の松栄堂(京都市中京区烏丸通二条上ル)は11日、隣接地で開設した薫習(くんじゅう)館に、香りに関する所蔵資料の展示スペース「松寿(しょうじゅ)文庫展示室」をオープンした。

 薫習館は、和の香りを体験できる施設として同社が本社の隣接ビルを改装して昨夏に開設した。香の製造工程や香文化を学べる施設となっている。

 新たな展示スペースの開設を記念する初企画展は「香が語る日本文化史」と題して、仏教とともに伝来した香がどのような道を歩んできたのかを39点の資料で紹介している。

 香を愛した室町幕府8代将軍足利義政をはじめ、香道の祖とされる同時代の三條西実隆と志野宗信の掛け軸が目を引く。古代中国の香炉など道具類も並ぶ。入場無料。午前10時~午後5時。20日まで。