亀岡市役所

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 京都府亀岡市教委は10日、中学校の昼食用に販売している「選択制デリバリー弁当」について、低所得世帯への公費助成を検討すると明らかにした。1食350円だが、給食と異なり助成はなく、同一料金になっている。

 亀岡市では中学校に給食はなく、デリバリーは希望する生徒が業者弁当を購入できる制度。5月から全8校で導入された。中学校給食が実施されている南丹市や京丹波町では就学援助を受ける世帯は全額公費負担だが、これまで亀岡市教委は「家庭弁当を持参する世帯と不公平になる」と、公費助成には否定的だった。

 しかし、1学期の利用率が2・1%にとどまる中、議会から改善を求める声が強まり、この日の市議会一般質問で、公明党市議が公費支援を要求。市教委は「助成できるよう前向きに検討する。適正な時期に判断したい」と答えた。

 今後、市教委は財政状況を踏まえ、就学援助を受ける生徒への無料化や値下げの検討に入る。市教委によると、就学援助を受ける生徒は約450人で、全体の2割に当たる。中学校給食を巡っては、市長選(10月13日告示、20日投開票)の争点となる見通しで、市教委の方針転換がどう影響するか、注目される。