真剣な表情で的を狙う新成人

真剣な表情で的を狙う新成人

 新成人たちが弓道の腕前を競う「通し矢」が13日、三十三間堂(京都市東山区)で営まれた。底冷えする境内で、華やかな晴れ着姿の約1600人が約60メートル先の的を目がけて矢を放った。

 通し矢は、保元年間(1156~59年)に始まったと伝わり、江戸時代には、武士が夜通しで弓を引き、三十三間堂の軒下を射通した数を競ったという。現在は京都府弓道連盟と妙法院(東山区)が「三十三間堂大的全国大会」として共催している。

 射場では、振り袖やはかまを着た新成人らが、横一列に整列。遠く離れた的に狙いを定めて弓をしならせると、次々に矢を放った。

 今年春から専門学校に通う西京区の女性(20)は「寒さで手がかじかんでいたので、的の近くにまで矢を放てて良かった。いい思い出になります」と笑顔で話していた。