意見交換会の冒頭であいさつする第八管区海上保安本部の江口満次長(宮津市鶴賀・みやづ歴史の館)

意見交換会の冒頭であいさつする第八管区海上保安本部の江口満次長(宮津市鶴賀・みやづ歴史の館)

 舞鶴海上保安部はこのほど、パドルを使ったマリンレジャーの安全対策を話し合う意見交換会を京都府宮津市鶴賀のみやづ歴史の館で開いた。体験講習会などを行う民間事業者から、救助に備えた連携体制や情報共有の必要性などについて意見が寄せられた。

 「ウオーターセーフティーミーティングin京都地区」と題して初めて開いた。第8管区海上保安本部や自治体の職員らも含め計24人が出席した。

 ボード上に立ちパドルをこぐ「スタンドアップパドルボード(SUP)」やカヌーはパドルアクティビティと呼ばれ愛好者が増えている。急な悪天候で沖から岸に戻れなかったり、転覆したりするなどしている。カヌーでは昨年全国で26隻が海難事故に遭い、4人が死亡または行方不明となった。

 この日の会合で事業者からは「カヌーで海に出ている間は海水浴客の安全や密漁者がいないか監視もしている」「緊急時の救助活動に備え、漁師と連携している」などの報告があった。また「不審船や密漁の情報などを共有できれば」といった意見も出た。今後、海の危険な箇所などを集計して会議参加者で共有するほか、8管のホームページでも紹介する。

 体験型観光を企画する京丹後龍宮プロジェクトの池田香代子代表理事(63)は「楽しく長く続けるには安全対策が一番重要。他団体や海保と連携し、情報共有して楽しめる環境をつくりたい」と話した。