リーグ通算5勝を挙げている京大の藤原。同大学最多の8勝を目指し最後のシーズンに挑む(わかさスタジアム京都)

リーグ通算5勝を挙げている京大の藤原。同大学最多の8勝を目指し最後のシーズンに挑む(わかさスタジアム京都)

 京大のエース藤原風太(4年、東海大仰星)が、同大学の投手最多の8勝まであと「3」に迫る。制球力を武器に5勝を積み上げてきた右腕は「自分が勝てばチームに貢献できる。4勝して京大の記録を塗り替えたい」とラストシーズンに強い決意で臨んでいる。

 中学硬式チームの強豪「オール枚方ボーイズ」出身。大学では野球を続けないつもりだったが、入学後にリーグ戦を観戦し、「京大で投手の中心になり、強い相手と戦いたい」と気持ちが一変した。

 速球は130キロ台後半で、カーブ、スライダー、チェンジアップ、カットボールをコーナーに丁寧に投げ分ける。2年生になった2017年の春季リーグで2勝を挙げ、今春には初完封も果たした。「どんな場面でも余裕を持って投げられるようになった」と成長を実感する。

 工学部に在籍し、コンクリート材料について研究する。学業との両立を図りながら生命線のコントロールを磨き、「主体的に練習に取り組めた。試合で打たれる以外、大変なことはなかった」と充実した学生生活を送ってきた。

 京大最多の8勝は、17年までプロ野球ロッテでプレーした田中英祐さん(27)がマークした。8月31日の立命大との開幕戦で敗れ、「田中さんの8勝はすごい記録。遠いです」と笑ったが、まだまだ諦めていない。15日から始まる関大戦に向け、「コントロールの精度を上げて、他の投手も鼓舞できるような投球をしたい」と意気込む。