「もっと練習で追い込んでいきたい」と意気込むサンガの藤本(東城陽グラウンド)

「もっと練習で追い込んでいきたい」と意気込むサンガの藤本(東城陽グラウンド)

 J2京都サンガFCに今夏加入した元日本代表MFの藤本淳吾(35)が、勝利から遠ざかるチームの新たなゲームメーカーとして期待されている。前節の岡山戦で故障から復帰し、途中出場で左足から精度の高いパスを見せた。14日のホーム町田戦に向け、「責任感を持って戦いたい」と気を引き締める。

 サンガに加入した直後の7月20日の大宮戦で後半途中から出場したが、右脚を痛めて13分間で退き、戦列を離れた。8試合ぶりとなった岡山戦で0―2の後半21分から出場。中盤で動き回りながら細かいパス交換で攻撃のリズムをつくり、セットプレーのキッカーも務めた。「自分でもっとシュートを打てば良かった」と反省点を上げながらも、「思ったより体が動いた」と手応えをつかんだ。

 J1の強豪で司令塔を担った国内屈指の技巧派レフティーだ。神奈川・桐光学園高、筑波大を経て清水でプロ入りし、名古屋、横浜M、G大阪でプレー。新人王や2度のベストイレブンに輝いた。日本代表でも国際Aマッチ13試合に出場。今季はG大阪で出場機会が減り、「サッカーがしたかった」とサンガに期限付きで移籍した。闘莉王ら以前のチームメートの存在も決め手となった。

 中田監督は「守備の強度がまだ足りない」と注文しつつ、「これまで出せなかった場所にパスを通せる選手」と評価する。藤本は「今は連動した崩しが少しできていないが、ボールを保持して攻めるチームのベースを突き詰めたい。昇格へ全力でやっていく」と静かに闘志を燃やす。