今年も多くの人でにぎわった「西乗寺コンサート」(京都府南丹市美山町下平屋)

今年も多くの人でにぎわった「西乗寺コンサート」(京都府南丹市美山町下平屋)

 京都府南丹市美山町下平屋の真宗大谷派西乗寺の本堂が、コンサートや絵本の読み聞かせなどの会場として活用されている。寺は農山村教育民泊で生徒らの受け入れもしており、「開かれた寺」として人気が高まりつつある。

 本堂は江戸末期から明治にかけて建立された総ヒノキ造りで各部所に彫刻が施され、丹波路では類を見ないとされている。

 この本堂で9年前から毎年、日本よし笛の会・京都美山支部と美山民謡会が「西乗寺コンサート」を開催している。同寺の桂隆雄住職(73)が両団体のメンバーであることから始めたが、毎回、檀家(だんか)をはじめ近隣の住民らが来場、今年も約100人が演奏を楽しんだ。

 今夏には琴演奏と絵本の読み聞かせをするグループがイベントを開催、秋にも予定している。昨年の美山町文化祭に出演したプロミュージシャンたちも同寺本堂での演奏を希望し、ライブを実施した。いずれも使用料は無料だ。

 5、6年前からは農山村教育民泊で国内外の生徒らを受け入れ、一緒に食事を作るなどして交流している。

 桂住職は「できるだけ多くの人に寺に足を運んでもらい、地域が元気になるのに役立てばうれしい」と語り、引き続き本堂を開放していく方針だ。