日本語に不慣れな外国人が新型コロナウイルスに抱く不安は、日本人にも増して大きいかもしれない。順天堂大は外国人を診療する医療機関向けに、コロナ感染の有無を調べる検査の際に使える「やさしい日本語」のフレーズを紹介する動画を作成して公開した。

 難しい言葉を分かりやすく簡潔に言い換えるなどしたやさしい日本語は25年前の阪神大震災をきっかけに普及。防災情報などに活用されている。

 動画は体温測定や検体の採取、結果説明などの場面を想定。「体温を測定していただけますか」は「熱を測ります、調べます」に言い換え、「お鼻の中に綿棒を差し入れます」は、綿棒を見せながら「鼻にこれを入れます」と話すなど、相手に伝わりやすい言い方のポイントを示した。

 作成した武田裕子教授(医学教育学)は「医療現場には余裕がなく大変だが、そういう中でこそ、誰にも分かりやすいやさしい日本語が効果を発揮する」と話している。