グンゼが寄贈した特製のフェースシールド。透明度が高く、繰り返し使用できる(綾部市青野町・綾部市立病院)

グンゼが寄贈した特製のフェースシールド。透明度が高く、繰り返し使用できる(綾部市青野町・綾部市立病院)

 京都府綾部市が創業地のグンゼが、綾部市立病院(同市青野町)に医療用のフェースシールド110枚を寄贈した。新型コロナウイルスの感染拡大で医療物資が不足する病院を支援しようと、自社の技術を応用して特別に製作した。

 フェースシールドは、タッチパネルに使う機能性フィルムを応用。透明度が高く、傷や汚れが付きにくい。病院が使用している既製品のフレームに合わせて成型した。市販品は使い捨てだが、寄贈したシールドは消毒して何度も使えるという。

 市立病院は私立のグンゼ病院から機能を引き継いだ経過もあり、同社と縁が深い。同社が協力を打診したところ、病院側も物資が不足していたため要望を出し、実現した。元は高価な製品であるため、今回は採算を度外視。成型も手作業で、同社は「少しでも地域医療に貢献できないかという思いだった」としている。

 今月上旬にマスク5千枚とともに寄贈。市立病院では既製品のシールドの備蓄の状況を見て切り替えていく予定で、四方裕之事務部長は「不足すればクリアファイルを使おうかという話も出ていた。品質がよく、しっかり前が見えるため助かる」と語った。