宇治市役所

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 京都府宇治市は13日、2014~15年度に市内の小学校に通っていた男児が同級生からいじめを受けたとして、市や、加害者と保護者に損害賠償を求めた訴訟について、市が10万円、加害者と保護者が200万円を支払う和解案が成立する見込みだと市議会文教福祉委員会で明らかにした。市は市議会6月定例会に関連議案を提案する。

 市教育委員会によると、14年度に5年生だった男児は同級生から日常的にたたかれたり蹴られたりし、6年生の6月にはこの同級生から腹を殴られたことを機に、欠席がちになった。市教委は同月に「いじめ重大事態」と判断し、16年1月には担任や学校の対応が不十分だったとする調査報告書をまとめた。
 被害者は18年10月、市、加害者と保護者が連帯して約1800万円を支払うよう京都地裁に提訴。同地裁は今年1月、市が10万円、加害者と保護者が200万円を支払う和解案を提示し、4月に被害者を含む3者が受け入れる意向を示したという。市議会6月定例会で関連議案が可決されれば、和解が成立する見通し。
 市教委教育支援課は「いじめへの対応が不備だったことについて、学校を監督する市教委として反省して重く受け止めている」としている。