■SNSで子に相談呼び掛けを

 子どもの人権に詳しい安保千秋弁護士(京都弁護士会)の話 子どもは親から虐待を受けていても、子どもにとっては自分の家庭が全てなのでそれが普通でないということが分からず、自分から外に助けを求めることは少ない。そのため周囲が気付いてあげることが重要だが、新型コロナウイルスの影響で家庭に閉じこもり、問題が見えにくくなっているのが心配だ。
 また虐待ほど重くないが、親子関係がうまくいっていなかった家庭が休校の影響で関係が悪化することも懸念される。私が関わる子どもシェルター「子どもセンターののさん」にも「家にいるのがしんどい。避難できないか」という相談が数件寄せられた。
 子どもたちは、地域で声掛けなどをすれば誰かに見守ってもらえていると感じ、SOSを出しやすくなる。いまは自宅にいる時間が多いので、会員制交流サイト(SNS)やテレビなどを使って悩みがあれば相談するよう呼び掛けてもよいのではないか。
 学童保育などの所属先がなく、気になる子どもたちにはこういう時こそ民生児童委員など地域の各種団体が連携して見守りをしてもらいたい。