雲の間から見える中秋の名月を楽しむ観光客ら(13日午後8時15分、京都市右京区・大覚寺)

雲の間から見える中秋の名月を楽しむ観光客ら(13日午後8時15分、京都市右京区・大覚寺)

 中秋の13日、名月をめでる「観月の夕べ」が京都市右京区の大覚寺で始まった。曇りがちの夜空だったが、時折、金色の月が姿を現すと、訪れた観光客から歓声が上がった。

 大覚寺での観月は、平安時代に嵯峨天皇が大沢池に船を浮かべ貴族らと月見を楽しんだのが始まりで、寺の秋の恒例行事となっている。昨年は9月の台風で倒木など甚大な被害があり中止したため、2年ぶりの開催となった。

 大沢池には2隻の屋形船が浮かび、平安王朝絵巻のような優雅な風情が再現された。観光客らは船に乗ったり、涼やかな夜風と虫の音を楽しんだりと、嵯峨野の秋の訪れを味わっていた。

 15日まで(午後5~9時)。参拝料500円。別料金の舟券は1枚千円で、当日午後3時ごろから同寺勅使門前で販売する。14日午後6時半、午後7時半からは、いけばな嵯峨御流による「いけばなライブ」もある。