中秋の名月が空に浮かぶ中、ともしびに彩られた境内を歩く参拝者たち(13日午後7時30分、大津市石山寺1丁目・石山寺)

中秋の名月が空に浮かぶ中、ともしびに彩られた境内を歩く参拝者たち(13日午後7時30分、大津市石山寺1丁目・石山寺)

 中秋の名月の13日夜、大津市の石山寺で恒例の「秋月祭」が始まった。月が夜空にくっきりと浮かぶ中、約2千個のともしびが境内を照らし、参拝者は幻想的な光景に酔いしれた。

 秋月祭は、紫式部が同寺から月を眺め、源氏物語の構想を練ったという由来から毎年開催している。

 あんどんやグラスキャンドルの明かりが彩る境内は、月見団子つくりや十二単の着装体験なども行われ、にぎわった。午後7時すぎに雲間から月が現れると、家族連れが「きれい」と歓声を上げて喜んだ。

 同寺などが美術品を出展し米ニューヨークで開催された「源氏物語展」の奉告法要も営まれ、僧侶らの声明が厳かに響いた。

 14日までの午後6時~同9時(入山は同8時半まで)。同7時から能管と筑前琵琶の奉納コンサートがある。要入山料。