京都地裁

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 定期購入が前提にも関わらず「お試し価格」などと銘打った広告で消費者を誤認させているとして、適格消費者団体のNPO法人「京都消費者契約ネットワーク」(京都市)は13日、健康食品販売会社「ロータシア製薬」(東京都)を相手取り京都地裁に提訴した。

 訴状によると、同社は販売するサプリメントのウェブ広告で「1袋分が無料」などと宣伝しているが、その下に小さな文字で定期購入が必要だと表示。実際には、1袋分だけを無料で購入することはできず、最低2回の継続購入と2回目以降は3万9600円での購入が必要となる契約内容となっている。

 同ネットワークは、同社に対して消費者が誤認するような広告表示を行わないよう書面で求めたが、改善されないため提訴した。

 お試し価格表示を巡っては、同ネットワークが3件の同種訴訟を京都地裁に提起し、いずれも和解に至っている。

 同じような表示を行う業者は後を絶たないといい、同ネットワーク代表の野々山宏弁護士は「消費者庁は、消費者が誤認するような広告表示をする業者に対して表示をやめるよう求める措置命令を積極的に出すなど抜本的な対策を講じるべきだ」と話している。