市環境事業公社から持ち帰り用バッグの提供を受けた店舗(亀岡市安町・広東)

市環境事業公社から持ち帰り用バッグの提供を受けた店舗(亀岡市安町・広東)

 新型コロナウイルスの影響で料理の持ち帰り(テークアウト)を実施する飲食店が増える中、亀岡市環境事業公社(京都府亀岡市大井町)は、飲食店に無償でエコバッグを貸し出す「テークアウトバッグシェア運動」を行っている。「飲食店支援を通じて環境への取り組みにつながれば」と広がりを期待している。

 同公社は昨年、市の条例でプラスチック製レジ袋の提供が禁止されるのを前に「エコバッグ・シェア」の社会実験を実施した。公社に寄付されたバッグを小規模店に置き、各店がマイバッグを持参していない買い物客に貸し出して、次回来店時に返却してもらう仕組みで、使い捨て袋の利用削減を目指した。今回、コロナウイルスで厳しい状況にある地元店を応援するため、同じ要領で飲食店に持ち帰り用バッグを提供した。
 参加店の一つ、中華料理店「広東」(亀岡市安町)には布製バッグや紙袋など30枚が置かれた。同店では既に持ち帰り容器を持参した客に値引きを行っており、店主の矢野義雄さん(68)は「できるだけごみを出さない店づくりをしたい」と取り組みに賛同する。
 同公社はエコバッグ提供を希望する店を募っている。引き続き、市民から不要なバッグの寄付も受け付ける。