高島高と安曇川高の改編について意見を交わした県民参画委員会(滋賀県高島市安曇川町・安曇川高)

高島高と安曇川高の改編について意見を交わした県民参画委員会(滋賀県高島市安曇川町・安曇川高)

 高島高と安曇川高(ともに滋賀県高島市)の学科改編を巡り、県議会教育・文化スポーツ常任委員会はこのほど、地元住民の意見を聞く県民参画委員会を安曇川高で開いた。出席した小学生の保護者や企業の役員ら7人からは、改編の必要性に理解を示しつつ、県教育委員会が示す案には、慎重な検討を求める声も上がった。

 両校の定員割れが続く中、県教委は2021年度の実施を目指し、高島高に両校の普通科を統合し、国公立大進学を目指す科を新設、安曇川高総合学科に医療や保育分野への進学を目指す専門を新設し、現行四つの専門を「建築・インテリア」や「ビジネスICT」など五つの専門に改編する案を示している。

 委員会では、安曇川高の普通科をなくし、専門を増やす点について保護者らの意見が集中。「普通科と総合学科が両方あることで、勉強などで相乗効果があるのでは」「幅広く地域ぐるみで、ここならではの学びができるようにすべきだ」と、総合学科一本化への懸念や、「専門分野を細分化しすぎではないか」などと、総合学科のあり方に疑問を投げかけた。

 一方、「10年、20年先を見据えて、2校の統廃合を考える必要があるのではないか」などとする意見も出された。同常任委員会の田中松太郎委員長は「湖西を大きく左右する問題で、丁寧な議論の進め方が大事だと認識した」と話した。県教委は今後検討を進め、10月には方針を策定する予定。