地元の歴史についてまとめた冊子と古文書を紹介する吉田さん(南丹市園部町)

地元の歴史についてまとめた冊子と古文書を紹介する吉田さん(南丹市園部町)

 京都府南丹市日吉町志和賀地区の住民が地元史をまとめた冊子「幻の志和賀城ものがたり」を作った。戦国武将明智光秀とのつながりや城主について、古文書から新たに分かった内容を盛り込んだ。10月27日のまちづくりイベントで報告する。

 志和賀区まちづくりプロジェクト郷土史研究部会が今年3月から調査。冊子では、室町幕府を開いた足利尊氏とのつながりや江戸、明治時代の地域の変遷を記した。

 中世のとりで跡の志和賀城跡に関しては、古文書の調査で判明した内容を現地写真とともに紹介。城主は詳細に分かっていなかったが、舟越氏が室町時代後期に一時城主を務めていた、とした。後に舟越氏は光秀に仕え、さまざまな合戦で武功を挙げたが、山崎の合戦で光秀が負けた後は地元に戻ったとの記述も発見した。

 志和賀の産物と桂川のいかだ流しとの関連や、戦国時代に入植した武士と地元に残る清水寺観音堂とのゆかりも詳述した。冊子はA4判で43ページ。同部会代表の吉田重光さん(71)は「光秀とのかかわりがあることに驚いた。地元の歴史を知ってほしい」と語る。

 イベントは志和賀区会議所で午後1時半から。漫才や沖縄の三線(さんしん)演奏後、吉田さんが講演する。入場無料で先着70人に冊子を配る。