9区区間賞を獲得した東京のアンカー新谷(第8中継所)

9区区間賞を獲得した東京のアンカー新谷(第8中継所)

 復活を強烈に印象づけた。昨年現役復帰し、全国女子駅伝で6年ぶりの都大路に挑んだロンドン五輪代表の新谷仁美(東京・ナイキTOKYOTC)が9区で7人抜きの快走を見せた。4度目の区間賞。福士加代子が持つ区間記録(30分52秒)の更新はならなかったが、歴代4位の31分6秒をたたき出した。

 トップと3分15秒差の16位でたすきを受けると、猛然と追い上げ前半5キロは区間新も狙えるハイペース。後半は「めちゃめちゃきつかった」が「8位まであと100メートル、抜こうと思えば抜けた。もう少し順位を意識しておけば」と9位で入賞を逃した悔しさを口にした。沿道からは「おかえり」と声援を受け、「縁ある大会で、みんなが応援してくれる中での復活はうれしい」と笑顔も見せた。

 今後の動向に注目が集まるが、東京五輪や世界陸上は「一切視野に入ってない」とさらりと語る。4月の兵庫リレーカーニバル1万メートルに出場予定で「結果を出してこそアスリート。まずは兵庫でしっかり走る」と意気込んだ。