タヌキの置物を背景に笑顔で取材に応じる戸田さん(左)と大島さん=甲賀市信楽町長野

タヌキの置物を背景に笑顔で取材に応じる戸田さん(左)と大島さん=甲賀市信楽町長野

 滋賀県甲賀市は12日に開いた市議会一般質問で、30日から始まるNHK連続テレビ小説「スカーレット」放送期間中の信楽地域への来訪者を約60万人と推計していることを明らかにした。駐車場不足は休日に約400台と予測。来訪者数は増える可能性もあり、観光マイカー集中による交通対策が喫緊の課題となりそうだ。

 市によると、来訪者推計は昨年放送の「半分、青い。」の舞台地・岐阜県恵那市の実状を参考にした。これを基に平均必要駐車台数(平日約800台、休日約1100台)を想定。信楽地域の公的な駐車台数は現在約500台で、駐車場の回転率や小売店など民間駐車場の利用台数を考慮すると平日はほぼ充足するが、休日は駐車場不足に陥る。

 市は対策として紫香楽宮跡駅付近でのパークアンドライド用の臨時駐車場整備や民有地借り上げなどで約400台分のスペース確保を予定。駐車場利用仲介サービスアプリの活用も検討し、信楽高原鉄道やバスでの来場呼び掛けに力を入れるという。

 答弁で中島昭彦産業経済部長は「陶器まつりなどが開催される10月中旬ごろからは例年より多くの来訪があると予想される」とし、駐車場へのスムーズな誘導や渋滞情報の発信に加え、生活道路への乗り入れ自粛や注意看板、誘導員配置などで混乱回避に努めると説明した。