蜂の巣板を取り出す小西さん

蜂の巣板を取り出す小西さん

小西さんのレンゲ畑で蜜を集める蜂(京田辺市河原)

小西さんのレンゲ畑で蜜を集める蜂(京田辺市河原)

 京都府京田辺市産のレンゲの花から蜜を取った蜂蜜の採蜜が今年も行われ、初夏の訪れを告げている。田んぼの肥料として植えられるレンゲだが、近年は化学肥料に押されて少なくなっているという。「レンゲ蜜は貴重になりつつある。日本を代表する味をぜひ食べてほしい」と養蜂家は語る。

 5月15日、養蜂家の小西伸弘さん(42)は同市河原の一角で早朝から採蜜に励んだ。蜜の詰まった蜂の巣板を取り出し、遠心分離機にかけて蜜を絞り出した。この日の作業で糖度82%の蜜約60キロが集まった。
 数日前まで、すぐ横の畑で育てたレンゲの蜜を蜂が集めていた。「今年は量は少ないがしっかり甘くおいしい出来」と太鼓判を押す。
 レンゲは空気中の窒素を土に取り込む「緑肥」効果があることから、肥料として田植え前の田んぼに植えられていたが、最近は化学肥料を使用する農家が増えたことから減少傾向にある。「レンゲの香りがする初夏の味。免疫力アップにもいいので、ぜひ試してほしい」と話した。