献茶祭でお茶を点てる裏千家の伊住宗陽宗匠(右)=京都市北区・上賀茂神社 撮影・辰己直史

献茶祭でお茶を点てる裏千家の伊住宗陽宗匠(右)=京都市北区・上賀茂神社 撮影・辰己直史

 葵祭が滞りなく行われたことに感謝する献茶祭が17日、京都市北区の上賀茂神社であった。裏千家の伊住宗陽宗匠(33)が神前で手前を披露した。

 宮司が祝詞(のりと)を読み上げた後、本殿前で伊住宗匠が洗練された手つきで「お濃茶」と「お薄茶」を一碗ずつ点てた。雅楽が流れる荘厳な雰囲気の中、神職がそれぞれ本殿に供えた。
 伊住宗匠は「新型コロナウイルスの影響で献茶祭が中止になる話もあったが、無事にお茶を神前にささげることができてほっとした」と話した。
 例年、境内にお茶席が設けられて参拝者にもお茶がふるまわれるが、今年は新型コロナの感染防止のために取りやめた。
 上賀茂神社での献茶祭は1954年から始まり、表千家と裏千家が毎年交代で献茶を務めている。