車で訪れた客に野菜を販売する「栗東食育ファームの会」のメンバーら(滋賀県栗東市高野・市立学校給食共同調理場)

車で訪れた客に野菜を販売する「栗東食育ファームの会」のメンバーら(滋賀県栗東市高野・市立学校給食共同調理場)

 新型コロナウイルス感染拡大で、滋賀県栗東市内の小中学校が休校しているため、給食用として納品できなくなった野菜を売る直売会がこのほど、同市高野の市立学校給食共同調理場であった。感染予防のため、客が車から降りずに商品を受け取るドライブスルー方式で販売した。

 野菜や米を同調理場に提供している生産者グループ「栗東食育ファームの会」が初めて開き、保護者らに購入を呼び掛けた。同会によると、市内の小中学校12校は5月末まで臨時休校のため、タマネギ約1トンなど大量の野菜を、会のメンバーらが納品できない状態という。
 この日は午前9時45分ごろから、国道1号沿いの同調理場敷地内で、タマネギ約2キロとナス、ホウレンソウ、レタスなどの袋詰めを1セット500円で販売した。同会のメンバーやボランティアらが、ドライバーに商品の説明などをしながら窓越しに手渡した。一時は約30台の車列ができる人気ぶりで、420セットを約1時間で完売した。
 同会事務局の清水隆雄さん(65)=同市下鈎=は「予想外の反響でうれしい。給食がない夏休み期間の定期実施なども検討したい」と話した。