迫り来るお化けに悲鳴を上げる子どもたち(大津市中庄2丁目・膳所小)

迫り来るお化けに悲鳴を上げる子どもたち(大津市中庄2丁目・膳所小)

 普段は入れない夜の学校で思い出をつくってもらおうと、大津市中庄2丁目の膳所小を舞台にした「肝試し」がこのほど、夜に行われた。保護者らがお化けに扮(ふん)し、理科室や廊下が不気味な雰囲気になる中、子どもたちからは大きな悲鳴が上がるなどして盛り上がった。

 同小の保護者でつくる「膳所小学校おやじ倶楽部(くらぶ)」が主催した。肝試しは近くの膳所神社で開催した昨年に続く2回目で、700人以上の子どもと大人たちが挑んだ。

 この日は、教員や地域住民も含む約40人が、怪談の「耳なし芳一」やホラー映画の「貞子」らに化け、血塗りの着物やゾンビマスクで変装した。美術大出身の保護者が本格的なかぶり物や仕掛けを用意した。

 人体の置物がおどろおどろしく並んだ理科室では、「ボン!」という空気砲の音に飛び上がる子も。廊下でゾンビに追われて泣き出す子、扉の前で立ち止まってしまう子がいる一方、肝が据わって余裕の表情を浮かべる子もいて、お化けたちを感心させた。

 肝試しは初めてだった3年の女子児童(8)は「怖かったけど面白かった。またやりたい」と話した。

 同倶楽部は、役員のなり手不足など課題を抱えるPTAが各地で増える中、有志の保護者がボランティアで立ち上げた。メンバーの後藤祐紀さん(42)=中庄1丁目=は「保護者の負担軽減が叫ばれる時代だが、大人も子どもも楽しい活動を広げたい」と語った。