青葉容疑者とみられる男の映像

青葉容疑者とみられる男の映像

 京都市伏見区桃山町因幡のアニメ製作会社「京都アニメーション」(京アニ)第1スタジオが放火され、男女35人が死亡、34人が重軽傷を負った事件は、18日で発生から2カ月となる。京都府警捜査本部によると、入院中の青葉真司容疑者(41)=殺人などの疑いで逮捕状=は最近になって容体が回復し、命の危険な状態は脱したという。ただ、呼吸器を装着したままの状態で会話はできず、皮膚移植などの治療を継続する必要もあり、逮捕のめどは立っていないという。

 事件は7月18日午前10時半ごろに発生した。青葉容疑者が第1スタジオ1階でガソリンをまいて火を付けたとされ、当時建物内にいた従業員70人のうち、69人が死傷した。

 府警は先月2日、まず犠牲者10人の氏名を公表。27日に残る25人の氏名を公表した。全犠牲者の身元を公表するのに事件発生から1カ月以上を要した理由について、府警は「遺族の意向を丁寧に聴き取りつつ、葬儀の実施状況などを考慮した」としている。

 公表された犠牲者35人はいずれも従業員の21~61歳の男女。作品づくりの中核を担った著名監督や中堅のほか、新人を含む多数の若手が命を落とした。