滋賀県内に生息するツキノワグマ(滋賀県提供)

滋賀県内に生息するツキノワグマ(滋賀県提供)

 滋賀県は18日、今秋の湖北、湖西地域におけるツキノワグマの出没について「多くなることが懸念される」との予測を発表した。目撃件数が突出して多かった2010、14年並みに餌となる木の実の生育状況が悪く、県は人家周辺に出没する可能性が高いとみて注意を呼び掛けている。

 県と県立大が8月下旬から9月上旬にかけて、長浜市と高島市の山間部で木の実の生育を調べた結果、ブナが2年ぶりに凶作、ミズナラが3年ぶりに凶作、コナラも不作になることが確認された。秋に目撃情報が急増した10、14年の生育状況とよく似ていた。

 4月以降の県内のツキノワグマの目撃情報は、例年並みの76件(高島市28、大津市と長浜市各18、米原市10、東近江市2)。ただ毎年10、11月に急増するといい、県は山裾の集落などでゴミの管理を徹底したり、早朝や夕方の単独行動を避けたりするよう求めている。