滋賀県庁(大津市)

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 滋賀県立の定時制高校に通う男子生徒が、同級生から頭を丸刈りにされたり、殴られたりする事案があり、高校がいじめ防止対策推進法が規定する「重大事態」に認定していたことが18日までに分かった。男子生徒は現在、通学しているが、高校はいじめ防止対策委員会を設置し、調査を続けているという。

 関係者によると、男子生徒は5月、県内の商業施設で同級生に丸刈りにされ、保護者が高校と県教育委員会に相談した。高校は同級生に指導したが、男子生徒は6月に河川敷で顔を殴られ、けがを負った。その後、授業を約2週間欠席するなどしたため、校長が7月上旬、重大事態に認定したという。

 重大事態は、いじめによって「児童らの生命、心身、財産に重大な被害が生じた疑いがある」場合や「児童らが相当期間、欠席を余儀なくされている疑いがある」場合に認定される。県教委によると、今回の事案は前者に該当すると判断され、高校は今月、いじめ防止対策委員会で詳しい調査の方法などを話し合ったという。

 県教委生徒指導・いじめ対策支援室の加藤三男室長は「保護者の意向や調査への影響を考慮しており、個別の案件について話せない」としている。