滋賀県庁

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 滋賀県多賀町で豚コレラ感染が疑われる野生イノシシ1頭が見つかった問題で、県は19日、国の遺伝子検査で豚コレラウイルスの陽性反応が出て、感染が確定したと発表した。県内での野生イノシシの感染確認は初めて。県や国は養豚場への感染拡大を防ぐため、今月下旬から山間部でワクチンを散布する予定で、準備を急いでいる。

 県によると、発見地点から半径10キロ以内に養豚農家はないが、飼育豚に異常があれば速やかに報告するよう各農場に求めている。豚コレラは豚やイノシシの病気で、人には感染しない。

 感染したイノシシは13日、同町の山中で死んだ状態で見つかった。県家畜保健衛生所の遺伝子検査で陽性反応を示したため、国の研究機関が18日から調べていた。野生イノシシへの感染確認は隣接する岐阜や三重などに続き8県目。

 県は19日午後に対策会議を開き、関係部局で情報共有を図る。養豚農家に対する消毒徹底の呼び掛けや、捕獲調査による感染状況の把握にも努める。