性的少数者の子どもの居場所を作りたいと語る本多正宗さん(大阪市内)

性的少数者の子どもの居場所を作りたいと語る本多正宗さん(大阪市内)

 性的少数者(LGBTなど)の中高生や学生らが相談し合えるコミュニティーカフェを京都市や大阪市内で開こうと、関西の大学生らで作る「プライドプロジェクト」が、クラウドファンディング(CF)で支援を募っている。プロジェクト代表の大阪市立大3年の本多正宗さん(21)は「学校や家庭で生きにくさを感じる子らが、安心できる居場所を作りたい」と語る。

 本多さんは男女どちらでもない「Xジェンダー」を自認し、プロジェクトを企画した。「お悩みカフェ」と名付け、8月から関西など数カ所で開催する予定だ。支援金をレンタルスペースの利用料などに充てる。
 本多さん自身、小中学校時代に「男は男、女は女らしく」といった空気になじめず、いじめられた。男性に恋愛感情を抱いた時は、誰にも相談できなかった。親友に「あなたはあなたのままで良いんだよ」と言われ、救われた。
 しかしカミングアウトした母親に「出ていきなさい」と言われ、実家を出た。経済的に親に頼っている学生だからこそ、打ち明けることのリスクを実感する。身近な家族に理解されないことも苦しかった。「家族と学校の間を往復する10代、20代の人に、セクシュアリティを隠さず語り合える場が必要と思った」
 現在はカフェの準備と並行して、ビデオ会議アプリ「Zoom(ズーム)」などでオンラインの居場所作りにも取り組む。本多さんは「多様な性という個性で生きづらさを感じている子どもらに、一人じゃない、と感じてほしい」と力を込める。
 目標金額は25万円で、受付は6月18日まで。千円から支援を募る。クラウドファンディング「READYFOR」のサイトで、検索できる。