手作りした五重塔を眺める木谷さん(滋賀県長浜市西浅井町塩津浜・道の駅「塩津海道 あぢかまの里」)

手作りした五重塔を眺める木谷さん(滋賀県長浜市西浅井町塩津浜・道の駅「塩津海道 あぢかまの里」)

 滋賀県長浜市西浅井町塩津浜の道の駅「塩津海道 あぢかまの里」で、地元特産のかき餅を作って販売している男性が、手作りの五重塔の模型を展示して観光客の人気を集めている。

 同町大浦の木谷茂さん(77)。約50年間、建具職人として働いた腕前を生かして4年ほど前から建具の端材を使って建物の模型を作っている。

 五重塔は、道の駅で昨年11月中旬に開催されたイベントに出品しようと約4カ月かけて製作した。高さ約3メートルあり、塔を支える柱には湖北産ヒノキ、壮麗な屋根部分には屋久杉を使用。ひさし部分や各階の欄干部分などを精巧に仕上げており、東寺(京都市南区)にある五重塔などをイメージした「オリジナル」(木谷さん)という。

 五重塔は、イベント会場となった道の駅一帯にあるコスモス畑で半月ほど展示された後、現在は道の駅敷地内の「道の駅情報館」で展示されている。出来栄えの良さもあって、観光客らがカメラやスマートフォンで撮影している。

 木谷さんはこれまでも作品を自宅庭や近くの山の斜面に展示して住民らを楽しませてきた。「道の駅に来るたびに『五重塔を見るのが楽しみ』と言ってくれる人もおり、作ったかいがあった」と喜んでいる。