京都市の観光客数と外国人宿泊客数の推移

京都市の観光客数と外国人宿泊客数の推移

 京都市観光協会が2018年の京都観光総合調査など各種調査をもとにまとめた最新の京都観光の動向によると、京都を訪れる「実人数」は微減で推移する一方、実人数に延べ泊数を足した「延べ滞在人数」は微増で、宿泊客の割合が増えていることが分かった。

 京都来訪者の実人数は15年の5684万人から微減傾向で18年は5275万人だった。一方、延べ滞在人数は7720万人から7819万人となり、来訪者全体に占める宿泊客の割合が高まった。

 市内の宿泊施設の客室数は15年度末の約3万室が18年度末には4万室を大きく上回り、同協会の推計では20年度末には5万室を超える見込み。

 京都に宿泊しない理由で「宿泊施設が予約できなかったから」と回答した人の割合は15年の15・1%から18年は9・4%まで低下。同協会は、客室数増が宿泊客や延べ滞在日数の増加につながっているとみている。

 近年増加する訪日客の地域別の内訳では、アジアからの割合が日本全体は85・7%、関西空港の入国者は92%なのに対し、京都は59・1%と相対的に低く、欧米系の割合が高かった。宿泊客延べ人数の対前年の伸び率でみても、イタリアが74%増、ドイツが60%増、フランスが49%増と、中国(26%増)や台湾(26%増)に比較して増加が目立った。

 同協会は、同じアジアで欧米の観光客に人気のタイや中国との差別化や、周遊傾向が進む訪日客が京都を拠点にできるよう宿泊施設の供給拡大の必要性を指摘している。