休業要請が一部解除され、約40日ぶりに再開した京都市動物園(18日、京都市左京区)

休業要請が一部解除され、約40日ぶりに再開した京都市動物園(18日、京都市左京区)

 新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言が滋賀県など39県で解除され、京都府で休業要請が一部解除されてから週明けを迎えた18日、商業施設や公共施設でも営業再開の動きが広がった。臨時休園していた京都市動物園(左京区)と京都府立植物園(同)も同日、営業を再開した。両園とも消毒や「3密」対策に工夫を凝らして来園者を出迎え、久しぶりに家族連れらの声が園内に響いた。

 動物園は来場を当面京都府民に限定。入場口には消毒液を設置し、マスクの着用を促す案内も掲示した。この日だけはマスクのない子どもに、受け付けを担当する業者が手作りマスク100枚を配布した。

 熱帯動物館などの屋内施設は閉鎖し、海外で感染やその可能性が報告されているトラやチンパンジーの観覧エリアには、距離を確保するための仕切りを設置した。4歳と1歳の息子2人と訪れた主婦(38)は「動物好きな息子たちが再開を楽しみにしていた。密集しないので安全に遊べてうれしい」と話した。

 植物園では入園時に検温を実施。人気のバラ園では観覧者同士の間隔を2メートル以上空けるよう求め、三脚の使用や写生を禁止にした。土、日曜は当面立ち入りを禁止する。観覧温室や遊具のある場所は引き続き閉鎖し、園内のベンチも使用を制限する。

 バラの写真を撮っていた京都精華大4年の女性(22)は「再開を本当に待っていた。咲いている花など園内の様子が、がらっと変わっていて驚きました」と笑顔を見せた。