米と一緒に炊いた竹筒を割って、米の詰まり具合を確認する男性(滋賀県竜王町田中)

米と一緒に炊いた竹筒を割って、米の詰まり具合を確認する男性(滋賀県竜王町田中)

 豊作になる稲の品種を占う伝統行事「粥(かゆ)占い」が14日、滋賀県竜王町田中の八幡神社で行われた。今年は、9月中旬に収穫期を迎える中生(なかて)の米が豊作になるという結果になり、地元住民たちは喜びを見せた。

 集落で平安時代から続くとされる行事。早生(わせ)、中生、晩生(おくて)の印を付けた長さ約20センチ、直径約3センチの竹筒3本と米を一緒に炊き、米の詰まり具合で豊作になる稲の品種を占う。

 「乙名(おとな)」と呼ばれる年長者7人が、集落の46戸から集めた7升(約10キロ)の米と竹筒を大釜に入れて、約40分後にふたを開けた。取り出した竹筒を縦に割ると、中生の筒に米が最も詰まっていた。

 乙名のひとりで、筒を割って中身を確認した男性(73)は「中生以外の筒にも米が詰まっていた。きっと豊作の年になるはず」と笑顔だった。