「三鉄カラー」で4月から運行されている叡電車両(京都市左京区)

「三鉄カラー」で4月から運行されている叡電車両(京都市左京区)

 東日本大震災を乗り越えて今春に全線開通した三陸鉄道(三鉄)と交流を深めてきた叡山電鉄(叡電)などは28日、岩手県三陸から直送したサンマを塩焼きして販売する初めてのイベント「悠久の秋刀魚(さんま) 秋の味覚を鞍馬で味わう」を、京都市左京区の鞍馬駅と駅前広場で催す。復旧を祝って運行中の「三鉄カラー」車両を、同駅で公開する。

 震災で不通になったJR線の一部が三鉄に移管され、リアス線として3月23日に延長163キロが全線開通した。

 叡電は、沿線の鞍馬と岩手県が源義経ゆかりの地であることから三鉄と交流を深めている。震災後は叡電が三鉄に義援金を贈ったり、同県の特産品「南部風鈴」を駅に飾ってきた。昨年の台風被害で叡電の一部が運休を余儀なくされた時には三鉄関係者が激励に駆けつけた。上京区の出町桝形商店街にある「旅の情報ステーション 風の駅」も岩手県関連グッズ販売など支援に取り組んだ。今年4月から1年間、青と赤のラインを引いた三鉄カラーで塗装した車両を叡電は運行している。

 イベントは、叡電と「風の駅」が主催し、三鉄が協力して実施する。当日は三鉄リアス線の延長163キロにちなんで、163匹のサンマを用意し、午前11時半と午後1時に300円で販売する。岩手県の名産品や軽食、日本酒、ドリンクのほか「三鉄」と「叡電」グッズを販売する。三鉄カラー車両は駅のホームで見学できる。