山中伸弥所長

山中伸弥所長

 2012年にノーベル医学生理学賞を受賞した京都大iPS細胞研究所の山中伸弥所長は、神戸大医学部の学生時代にラグビー部でプレーした。W杯を前に競技の魅力や大会での注目ポイントを聞いた。

 日本、そしてすべてのチームがどんな熱い戦いをするか、今からわくわくしています。

 ラグビーほど面白くさまざまな要素が入った競技はありません。ラグビーの良いところは、選手の才能や体格、技術に応じたポジションがあり、得点を取るために15人全員がそれぞれの役割を果たし、体を張って熱く戦うところ。この「組織力」の素晴らしさが魅力だと思っています。

 今大会では個人的に神戸製鋼の(日本代表FB)山中亮平選手に注目しています。彼はひげを伸ばすために育毛剤を使ったことでドーピング検査で陽性反応が出て2年間、試合にも練習にも出られない時期がありました。(チームの先輩だった)平尾誠二さんが何度も励まし、会社にかけ合って解雇を回避したそうです。

 彼は平尾さんの熱い励ましを胸に復活し、昨季のトップリーグでは頬を骨折しながら優勝に貢献しました。W杯でもきっと大活躍をすることでしょう。現地で応援したいと思っています。

 私も柔道、ラグビー、マラソンといったスポーツに親しんできました。スポーツを通して戦略やチームワークについて考えたり、仲間との友情を育んだりすることができます。現在はマラソンで走っていますが、仕事のことを忘れリラックスするのに効果的です。多くの方にスポーツを楽しんでもらいたいです。

 W杯で日本のラグビー人気により一層火がつくことを願っています。