京都府と京都市の両教育委員会は20日、来年度採用の教員選考試験の合格者数を発表した。府は前年度より54人多い445人、市は35人多い322人が合格した。府では新たに受験年齢制限を50歳未満から60歳未満に引き上げた結果、50代の6人が合格した。

 府教委は1914人(前年度は2101人)が受験し、倍率は4・3倍(同5・4倍)、市教委は1621人(同1742人)が受験し、倍率は5・0倍(同6・1倍)だった。

 府教委では初めて50代にも門戸を開き、中学校などで50~54歳の6人が合格した。5人が府内公立校の講師経験者、1人が他府県の現職教員だった。今後60歳で定年を迎えるが、再任用制度を適用すれば65歳まで勤務できるという。

 両教委とも2020年度から小学校高学年で教科化される英語教育に力を入れるため、中学や高校の英語免許所持者を小学校教員として合格にするなど人材確保に力を入れた。

 このほか、府教委では高校の保健体育でリオデジャネイロ五輪の水球に出場した元日本代表が合格。市教委では1986年以来の募集となった書道を10人が受験し、1人が内定した。