愛称のヘッドマーク、テールマークが並ぶ企画展(京都市下京区、京都鉄道博物館)

愛称のヘッドマーク、テールマークが並ぶ企画展(京都市下京区、京都鉄道博物館)

 京都鉄道博物館(京都市下京区)の企画展「列車愛称進化論」が21日、同館で始まった。昭和初期以降に特急や新幹線で広がった愛称を、列車の先頭部や最後部に取り付けられたヘッドマーク、テールマーク約160点などで紹介している。

 日本では1929(昭和4)年、鉄道省が旅客獲得策の一環で、新橋―下関の特急に愛称「富士」「櫻」を公募で付けたのが本格的な広がりとされ、企画展は90年の節目を記念して開いた。

 会場には、愛称をかたどるなどした色とりどりのヘッドマークやテールマークがずらりと並んだ。太平洋戦争の激化に伴って削減、廃止された特急や急行が戦後に復活した49年に特急が「へいわ」(東京―大阪)と名付けられたり、59年には修学旅行専用列車に「きぼう」と付いたりしたエピソードを紹介。特急の食堂車メニューの複製も展示している。12月8日まで(水曜休館)。通常の入館料で見学できる。毎週土曜午後2時からは学芸員による解説ツアーもある。