清原(守山市)が開発した「kokurumi」に包まれる赤ちゃん=同社提供

清原(守山市)が開発した「kokurumi」に包まれる赤ちゃん=同社提供

 滋賀県守山市の老舗ふくさメーカー「清原」が、子育て中の母親の協力を得て商品化した乳児用のおくるみ「kokurumi(こくるみ)」が贈答品として人気だ。「通気性が良く、汗をかいても蒸れにくい」「寝付きが良い」などと生地の品質の高さや商品の独自性が評判を呼んでいる。

 同社は慶弔の場で使用するふくさを製造、販売する。自社の縫製技術を新たな商機と社会貢献に生かそうと、市内の育児情報誌「ママパスポートもりやま」の協力を受け、昨年7月に新商品を開発した。
 こくるみは75センチ四方の国産コットンを使用し、パッドを入れた。首が据わっていない新生児も抱け、父母から娘への贈答用が多いという。先月には、地域文化に根ざした贈答品を表彰する日本ギフト大賞の「ふるさとギフト最高賞」を受賞。自社のオンラインサイトの注文数が急増し、守山市のふるさと納税の返礼品にも選ばれた。
 今後は育児情報誌の発行団体と組んで母親目線を生かしたエコバッグや買い物バッグの開発も進める。清原大晶社長(44)は「ギフトは食品が主流で期待していなかったが、受賞は全ての関係者のおかげ。今後もベビーや子育て関連のグッズに力を入れていきたい」と話している。