カラフルなビニール素材を使って製作したマスクケース(京都市左京区・洛北ビニール)

カラフルなビニール素材を使って製作したマスクケース(京都市左京区・洛北ビニール)

飛沫の拡散を防ぐデスク用の間仕切り(京都市左京区・洛北ビニール)

飛沫の拡散を防ぐデスク用の間仕切り(京都市左京区・洛北ビニール)

 新型コロナウイルスの影響で経営危機に陥った京都市左京区の衣類収納用品製造販売会社が、余った素材を活用して感染拡大防止に役立つ新商品を作った。カラフルなマスクケースとデスク用の間仕切りで、同社は「技術を生かして少しでも人の役に立てたら」と製造に力を入れている。

 衣装ケースなどを手掛ける洛北ビニール。4月に緊急事態宣言が発令されて以降、新規の発注がなくなり、一時は事業をたたむ話も出たという。それでも何とか新しい事業を編み出せないかと従業員で意見を出し合い、二つの商品を開発した。
 ビニール製のマスクケースは、内側に透明ポケットが付いており、飲食などの際にマスクを中に挟み、二つ折りにして保管できる。表面の素材は約100色から選べる。
 間仕切りは幅65センチ、高さ58センチ、奥行き33センチの立体式。正面と左右、上部をペットボトルを再生した透明素材で覆い、飛沫(ひまつ)拡散を防ぐ。約750グラムと軽量で、コンパクトに折りたたむこともできる。
 小村昌弘専務(46)は「今後、人との接触が増えていく中で活用してもらえたら」と話す。ケースは290円、間仕切りは4950円(いずれも税込み)。問い合わせは同社075(711)1681。