松阪工場の新ラインで生産する電子体温計の主力機種

松阪工場の新ラインで生産する電子体温計の主力機種

 健康機器メーカーのオムロンヘルスケア(京都府向日市)は19日、新型コロナウイルス感染拡大の影響による電子体温計需要の急増を受け、三重県の松阪工場に生産ラインを増設して国内向けの供給を強化すると発表した。

 同社は体温計国内シェアトップで、世界各国にも供給している。現在は中国の大連工場で生産していて、世界的な需要増により増産が続いている。
 帰国者・接触者相談センターに相談する目安として発熱が挙げられたこともあり、国内では2月から需要が急増。同社は国内向けに2~4月は前年同期の2倍以上を出荷しているが、店頭では品薄が続いているという。松阪工場には国内向けに主力機種を生産する専用ラインを新設し、10月から年間最大300万本を生産する。
 感染拡大により健康な人の検温が習慣化されて体温計需要は当分続くとみられ、同社は「次の感染の波が来る恐れもあり、トップメーカーとして十分な量を供給する社会的責任がある」としている。