ホットケーキミックスの品切れが続く陳列棚(12日、京都市下京区・フレスコ五条西洞院店)

ホットケーキミックスの品切れが続く陳列棚(12日、京都市下京区・フレスコ五条西洞院店)

フリーマーケットアプリの画面。ホットケーキミックスが高値で出品されている

フリーマーケットアプリの画面。ホットケーキミックスが高値で出品されている

 新型コロナウイルスの感染拡大で「巣ごもり消費」が高まる中、京都府や滋賀県の食料品店でホットケーキミックスやたこ焼き粉など小麦製品の品薄が続いている。休校中の子どもと菓子作りなどを楽しむ家庭が増えているためとみられる。インターネットでは個人による転売が相次いでおり、衛生管理の問題を指摘する声がある。

 京都市下京区の食品スーパー「フレスコ五条西洞院店」。小麦粉やパスタ、ドライイーストなどが品切れとなり、陳列棚から姿を消していた。子どものおやつにホットケーキを作ろうと来店した近くの会社員女性(39)は「いろんな店で探したが全然見つからない。こんなに手に入らないなんて…」とため息をついた。
  京滋などでフレスコを運営するハートフレンド(同区)によると、政府の緊急事態宣言が出た4月上旬にはレトルト食品の販売が増えたが、外出自粛が長引く中、小麦製品に需要が移った。特にドーナツなどにアレンジできるホットケーキミックスや子どもと調理を楽しめるたこ焼き粉の人気が高く、同社の担当者は「ここ1カ月は入荷してもすぐに売り切れる。ここまでの品薄は初めて」と戸惑う。
  ネット上では個人による転売とみられる小麦製品の出品が増えている。フリーマーケットアプリ「メルカリ」では、ホットケーキミックスが市場価格の2~5倍で並び、大半が売り切れに。オークションサイト「ヤフオク!」でも5袋入りや業務用などが出回っている。
  府消費生活安全センターは「個人が出品した食品は衛生管理が行き届いていない可能性があり、購入は控えた方がいい。販売元を確認し、安全か見極めることが大切」と指摘する。
  小麦製品の品薄はいつまで続くのか。全国の製粉メーカーでつくる「製粉協会」(東京都)は「現状の品薄は外出自粛による一時的なもの。大手を中心に生産に注力しており、少しずつ解消していくはず」としている。