福知山市役所

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福知山市長選の立候補予定者

福知山市長選の立候補予定者

 任期満了に伴う京都府福知山市長選の投開票日(6月14日)まで1カ月を切った。再選を目指す現職の大橋一夫氏(66)、元副市長の嵳峩(さが)賢次氏(65)、福知山地方労働組合協議会議長の奥井正美氏(66)、元小学校長の小瀧真里氏(60)が、いずれも無所属で立候補を表明し、4人の争いとなる構図が固まった。大橋氏が現職との一騎打ちを制した前回とは構図が様変わりしており、票の動きが注目される。


 今回の市長選では、大橋市政の4年間の評価が問われる。相次ぐ水害への防災対策や新型コロナウイルス感染拡大により影響を受ける地域経済の活性化などが主な争点になる。
 大橋氏は前回、政党の支援を受けず、自民党、公明党の推薦、民進党(当時)の支持を受けて3選を目指した松山正治氏を大差で破った。府議を8期務めた父から引き継いだ後援会が運動の中心を担った。当時78歳と高齢だった松山氏との年齢差も勝因とみられる。
 今回は自民、公明、連合京都が大橋氏の推薦を決め、前回とは一転、各政党や組織から推薦を受ける形となる。前回は市議の多くが松山氏を支援したが、今回は大橋氏支援が多数を占める。ある市議は「組織票をどれだけ固められるかが鍵」とする一方、「補助金などのカットで批判もあり、離れた団体もある」と緊張感を高める。
 嵳峩氏は松山氏が市長だった時に副市長を務めた。松山氏が前回選で敗れると、副市長を辞任した。選挙母体の代表に松山氏自らが就き、過去の市長選を支えたメンバーが運動を展開する態勢だ。政党からの推薦は受けず、JAグループ京都の政治団体が支援する。選対は「今の市政の農業政策に不満を持つ人は多い。そういったところにもアピールできれば」と話す。前回は政党や市議の多くが松山氏を支援したが敗れた結果を念頭に「結局は歩いて票を取ることが大事。原点に返る」と強調する。
 奥井氏は、前回選で独自候補の擁立を断念して自主投票とした「市民が主人公の民主市政をつくる会」が選挙母体で、共産党が推薦する。選対幹部は「今の市政は学校統合や補助金カットなど切り捨ての政治だ。政策をしっかり訴え勝負したい」という。会員制交流サイト(SNS)による発信にも力を入れ、若い世代の票の獲得を狙う。
 小瀧氏は今年3月末まで昭和小校長を務めた。現市政は教育現場の声が届いていないとの思いを募らせ、在職時から一部の高校の同級生に伝えていたという。政党や既存の団体とは一線を画して推薦を求めず、同級生や教え子、保護者らが後援会を組織し、支援する。小瀧氏は「これまで選挙に行ったことがないような人たちが関心を持ってくれたら」と話している。