東近江市は、市内の中小企業の後継者を募る「あとつぎさん募集企画 事業承継個別相談会」を9、10両日に東京で開催する。同市が事業承継の相談会を開催するのは初めて。事業者と後継者とのマッチングの場を提供することで、後継者不足解消に役立てる。

 県事業引継ぎ支援センター(大津市)によると、県内の事業者の廃業率は3・6%(2016年度)で、都道府県で14番目の高さ。廃業の原因のひとつは後継者不足で、経営的には黒字でも後継者がないため廃業せざるを得ない企業があるという。

 東近江市は、市内でも同様のケースがあるとみて、人口の多い首都圏での後継者募集を計画した。

 相談会には市内に本社を置く金属加工や菓子小売など8社が参加。いずれも黒字といい、後継者を求めている。会場では、経営者が参加者に事業内容や経営理念などを説明するほか、後日、参加者に事業所の現地見学もしてもらう。

 市は「起業と異なり、事業承継では設備や技術を引き継げるメリットがある。市外から後継者を募ることで移住促進にもつなげたい」(観光物産課)としている。

 中央区八重洲のTKP東京駅セントラルカンファレンスセンターで、9日午後1時~同8時、10日午前10時~午後5時に行う。問い合わせは、まるごと東近江実行委員会ハッピーリタイアメント支援部会事務局050(5801)5662。