箱詰めされ、初出荷される万願寺甘とう(京都府舞鶴市下福井)

箱詰めされ、初出荷される万願寺甘とう(京都府舞鶴市下福井)

 京都府舞鶴市発祥とされる伝統野菜「万願寺甘とう」の初出荷が20日、同市下福井のJA京都にのくに検品場であった。大きく育った良品がそろい、生産者は販売に大きく影響する新型コロナウイルスの早期収束を願っていた。

 万願寺甘とうは、舞鶴、綾部、福知山市で生産される万願寺とうがらしのブランド名。甘みがあって肉厚で、種が少ないのが特徴。本年度は、3市で349人がビニールハウスや露地の1516アールで栽培している。
 検品場では17~20センチほどに育った万願寺甘とうが運びこまれ、作業員が傷の有無をチェックして箱や袋詰め作業に追われていた。
 JA京都にのくに万願寺甘とう部会協議会の添田潤会長(42)は「春先の気温の変化が少なく、順調に出荷作業が始まった。素焼きや天ぷらにして甘さやとうがらしの風味を感じてほしい。コロナが早く収まって、万願寺甘とうを笑顔で味わっていただければうれしい」と話した。今年は11月末まで600トンの出荷を見込んでいる。