―企業はこれからどんな経営を目指すべきでしょうか。

 「特異性を磨くべきだ。それがないと値段をたたかれて終わるだろう。また、京都弁で言う『始末』も大事になる。余計なところに金を使わず、たとえ休業中でもお客さんを迎える準備を決して怠らないという姿勢だ」

 ―4月に就任した関潤社長とともに、トップダウン経営への回帰を明言しました。

 「後継者選びは『失敗しない』と言ってきたが、創業者から事業を継ぐのはやはり難しい。(初の社長交代で就任した吉本浩之前社長らによる)集団指導体制は、会議ばかりで決まらなかった。現在は時間軸とコストが絶対的に重要だ。いかに早くやるか。ライバルの中国企業は決断が早く、コスト力につながる技術も高い」

 ―「9月入学」が議論されていますが、大学経営にも関わる立場からどう考えますか。

 「私は推進派だ。大学が留学生を多く受け入れようとする中、9月入学は優位。変革に大変な労力も要るが、何十年先を見ればグローバル基準で正しい選択だと思う。企業も新卒一括採用から随時入社に変えればいい」